さて前回は大まかな使徒についての説明をしました。





今回からはそれぞれの使徒について細かな説明などをしていこうと思います。





まずは全ての起源である第1の使徒アダム、第2の使徒リリスの紹介からです。












アダム (ADAM)
 

 第1使徒。南極で発見されセカンドインパクトを引き起こしたとされる光の巨人。名前の由来は、最初の人間(男性)であるとされる「アダム」から。

 第3 - 16使徒以降の使徒を生み出した「生命体の源」。また、初号機を除くすべてのエヴァンゲリオンの元となっている(零号機に関しては異説あり)。ゼーレの出資により南極に派遣された葛城調査隊により「白き月」内部で発見され、その調査中に覚醒、そして光り輝く4枚の巨大な翼を広げると共に謎の大爆発を起こし、南極大陸は一瞬にして融解、アダム自身もバラバラになり退化していった。 しかし実際はゼーレとゲンドウらにより仕組まれたものであり、アダムを卵にまで還元しようとする過程で生じたものがセカンドインパクトであり、その規模を縮小するべく措置も施されていた。 尚、後にその肉体は胎児状にまで復元され、最終的には碇ゲンドウの右の掌に埋め込まれた。この描写はビデオフォーマット版の第弐拾四話とDEATH (TRUE)2に存在する。漫画版にはSTAGE.71にゲンドウがアダムを喰う描写があり、その影響かA.T.フィールドを使う描写も見られる。

 また、魂はゼーレによって別に人型の肉体を与えられ、第17使徒タブリス=渚カヲルとして存在している。





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南極で覚醒した際の第1の使徒アダム。




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セカンドインパクト後、胎児化したアダム。















リリス (LILITH)

 第2使徒。ファーストインパクト(地球の衛星である月が形成される原因となった地球と小天体との衝突)は、このリリスを入れた黒き月を運ぶキャリア(これも月と言う)が原因である。これによりリリスを入れた黒き月は地中深くに残り、それを運ぶキャリアは天に留まり、それが地球の衛星であるあの月である。リリスはアダムとは異なる「生命体の源」であり、アダム系を除く全ての地球上の生物の始祖であり、その最終形態として生み出されたのが人類(リリン)である。特務機関NERV本部の地下最深部、ターミナルドグマに磔にされている白い巨人。テレビ版のデザインは磯光雄

 第2使徒については長期間にわたって正式のアナウンスがなかったが、後にバンダイから発売されたカードダスや、PS2のゲーム『新世紀エヴァンゲリオン2』で第2使徒がリリスと発表された。これに続き、ガイナックスから使徒を擬人化したキットシリーズ『使徒XX』において「A-02 LILITH≒XX」がリリースされ、さらにエヴァンゲリオン・クロニクルでもこの事実が明記された。そして『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』で、アニメで初めて設定が明言された。名前の由来は、アダムの最初の妻であるとされる「リリス」から。

 エヴァンゲリオン初号機はEVAのうち唯一リリスから生み出されたものだとされる。リリスの魂は、魂の宿ることがなかった綾波レイの肉体に移されている。

 リリスの顔には7つの目の面がはりつけられているが、これは「ヨハネの黙示録」第5章6節の目が7つある羊(黙示録の仔羊)を描いた、スペインのサン・クレメンテ聖堂(現在はバルセロナのカタルニア美術館所蔵)の12世紀のフレスコ画から借用したもの。これは、ゼーレのマークにもなっている。




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ターミナル・ドグマに磔にされているリリス。胸に刺さっているのはロンギヌスの槍。















この2つの使徒については本編でも謎の部分が多く、あまり補足できる点がないのですが、アダムに関してはセカンドインパクト後にゼーレのところにあったと思われるアダムを加持が入手、その後弐号機、つまりアスカに護衛させる形で密輸(当然アスカはそんなことは知らないですが)、案の定使徒が襲いかかり、弐号機と対峙させる間に加持は脱出。


その後無事にゲンドウの元に運び、ゲンドウはそれを食べることにより右手にアダムが移植されます。この時点(第8話)でゲンドウはゼーレによるサードインパクトへの布石をかなり封じていることになります。




また、リリスに関しても使徒たちはリリスをアダムと勘違いしている(気が付いてない?)ために、使徒たちはネルフを襲っているのです。


第17使徒タブリス(渚カヲル)がターミナル・ドグマに入り、リリスと対面した際に


「これは・・・・リリス!?」


と言ったのはこのためなのでしょう。















余談ですが、リリスが磔にされているのって何だか人類の贖罪をリリスが受けているという暗喩がかかっているような気がします。



















これも余談ですが、今回は新劇場版:序の時点でミサトはリリスの存在を知っており、シンジもそれを目にしています。


このことが今後にどう関わってくるのか・・・楽しみです。
















次回は第3使徒 サキエルの紹介です。